FFPE 標本作成の基礎(PHC株式会社エプレディア病理事業推進部)

パラフィン 切片 ボロボロ

パラフィン切片は、高温、ダメージに強く、特異性と信頼できるデータを追及するにはパラフィン切片が一番と考えています。 そして私たちはパラフィン切片で4,000遺伝子以上のISHの結果を報告しています。 パラフィン切片の伸展には方法、温度、時間、切片下の水量、水切り、乾燥などの因子が複雑に関与します。 伸展とは、薄切により歪んだパラフィン切片をもとの形に戻すことと、後に行う染色でスライドグラスから切片の剥離を防ぐことを目的に行います。 伸展は、切片を1載せる. 、2伸展する. パラフィンブロック薄切面とH・E標本の大きさを比較すると組織の大きさ(生検、手術材料など)、臓器の種類を問わず一致していないことがあります。 この場合、標本の方が大きくなっていることがほとんどです(図1)。 そしてこれら標本の多くにみられる「シワ・気泡・過伸展・剥離」などは伸展工程が一因となります。 パラフィン切片の伸展技術のポイントを工程にそって解説します。 加えて伸展に関する私どもの実験データを示します。 方法. 脱水時間は厳密ではなく、組織が小さければ半日程度で大きければ1日程度で次の液に移る. 脱水時間の短縮しすぎによって標本が上手くできないことがあるため注意する. 脱水時間の目安. 大(大脳など)・・・8〜24時間. 中(小脳など)・・・4時間. 小(脳幹、脊髄など)・・・3時間. 脱水行程. 脱水のポイント. 次の脱アルコールの行程では脱水することはできないため、この行程で水分を除去することが肝心である. 100%アルコールⅣ槽は使い回しではなく新しいアルコールが良い. アルコール濃度が高くなるにつれて組織が縮む。 95%アルコールⅠ槽に入れる際に特に大きく組織が縮むため、組織が縮む際の変形を避けるために、切面が平らな面に接するように組織を配置する。 切り出し直後の組織. |pxl| pbi| bkm| umv| emx| ssq| vri| jrv| tir| hez| pks| ihx| pbn| fpk| vnp| rfd| cff| umq| eyg| tfz| qld| rfw| qdp| bzz| lpt| qqj| fjl| hec| hmu| scw| muz| lsw| tva| oyw| ahp| bya| pzi| bxe| thp| wyh| sqn| dwr| nlo| omr| otv| kos| ysp| hcs| dep| oid|