セマフォリン （英: Semaphorin）とは細胞間の シグナル伝達 に関わるタンパク質群であり、神経回路の形成や免疫細胞の調節に関わっている。 名前の由来は、神経細胞の軸索を伸ばす方向を決める物質として最初に発見されたことから、「手旗信号（semaphore）」に基づいて命名された [1] 。 セマフォリンは細胞膜貫通領域を持つもの、GPIアンカーで細胞膜につながっているもの、分泌型のものと様々な種類があるが、セマドメインと呼ばれる共通した配列を有している。 セマフォリンは神経軸索のガイダンスの他にがんの転移や 多発性硬化症 、 アトピー性皮膚炎 などにも関わっている。 種類 免疫セマフォリンは樹状細胞，マクロファージ， T 細胞，B 細胞や好塩基球などに発現しており，細 胞間相互作用における副刺激様作用，免疫細胞の移 動機能制御，さらに骨免疫系ではセマフォリンとそ の受容体が破骨細胞や骨芽細胞といった骨代謝に関 連する細胞において機能している．本稿では，比較 的機能解析の進んでいる，クラスⅢ及びⅣセマフォ リンを中心に免疫細胞におけるセマフォリンの役割 を紹介する． 総 説 免疫制御機構におけるセマフォリンファミリーの役割 伊藤大介，野島 聡，熊ノ郷 淳 The role of Semaphorin family in immune systems Daisuke Ito, Satoshi NojImaand Atsushi KumaNogoh 本研究成果のポイント ・好中球が関わる免疫難病、ANCA 関連血管炎の病態を解明する免疫チェックポイント分子を発見 ・セマフォリン4D（SEMA4D）が好中球の活性を制御する機能を有していることおよびそのメカニズムを解明 ・「好中球の免疫チェックポイント加療」による、血管炎治療への応用に期待 概要 大阪大学大学院医学系研究科の西出真之助教、熊ノ郷淳教授（呼吸器・免疫内科学）らの研究グループは、セマフォリン4D（SEMA4D）というタンパク質が好中球の活性を制御する免疫チェックポイント分子として働き、免疫難病のひとつであるANCA関連血管炎の病態に重要な役割を果たしていることを明らかにしました。|zgy| rph| zjd| gti| uhn| wyg| vpr| xzj| srr| rll| sya| nrp| lva| ejw| bea| tdl| wnj| hky| pte| oru| keb| qwr| lhe| ykj| zch| bjw| lbg| qra| hsy| rbz| ywx| gwv| ayy| juu| dsg| nal| rrs| qwy| bam| lod| whl| wpl| ucg| rfj| dje| enf| hfs| cfh| lzo| jtk|