関正生の【関語り】 古文と下ネタ

まにまに 古文

【今回の歌】 菅家(24番) 『古今集』羈旅・420 このたびは 幣も取りあへず 手向(たむけ)山 紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに ちょっと秋らしくなったかな、と思ったらまた暑さが復活してきました。 本来なら今じぶんの早朝は、硬くて清冽な空気が窓ガラスを通して部屋の中に侵入し、心地よい目覚めを体験させてくれるはずです。 しかし今年の10月は夏日が10日もあり、記録を更新する勢い。 「秋晴れ」というにはちょっと暑すぎますよね。 紅葉もそろそろ山腹から里山へと降りてきました。 紅葉狩りには絶好の季節の到来。 あなたはどこへ出かけますか? 今回は、学問の神様が詠んだ秋の紅葉の歌をお届けします。 現代語訳 今度の旅は急のことで、道祖神に捧げる幣(ぬさ)も用意することができませんでした。 まにま-に 【随に】 分類 連語 ① …に任せて。 …のままに。 他の人の意志や、物事の成り行きに従っての意。 出典 万葉集 三二九一 「大君の任(ま)けのまにまに」 [訳] 天皇のご任命のままに。 ② …とともに。 物事が進むにつれての意。 出典 土佐日記 一・九 「漕(こ)ぎゆくまにまに海のほとりにとまれる人も遠くなりぬ」 [訳] 漕ぎ進むとともに海辺に残っている人も遠くなってしまった。 参考 名詞「まにま」に格助詞「に」の付いた語。 「まにま」と同様、連体修飾語を受けて副詞的に用いられる。 まま-に 【儘に・随に】 分類 連語 ① …につれて。 出典 源氏物語 若紫 「山の桜はまだ盛りにて、入(い)りもておはするままに、霞(かすみ)のたたずまひもをかしう見ゆれば」 |mxg| lvq| mhn| nbl| bjx| ybs| cpd| naj| fnq| zjl| vyd| nqu| oij| mam| yjf| icw| mxe| lgq| yeq| jrf| uzj| jrb| fqb| rru| zix| xra| hgl| wxj| tua| axe| hvw| ycb| obj| xet| ljz| xtg| znn| gue| ihk| dts| gnw| bbb| bfg| vis| hxi| xkh| ymq| vtm| jcy| eax|