その時「地獄篇」でのダンテの導き手となるウェルギリウスが登場して、ダンテを押しとどめる。 「煉獄篇」33歌への挿絵では地上楽園の様子が、木々を蘇らせるグリフォンの凱旋戦車、ダンテに天上へと登る生気を与えるレーテとエウノエの河とともに ダンテが地獄の門をくぐると、九層にもなる漏斗状の地獄が存在し、各層には様々な罪によって地獄へ送られた魂が苦しみを味わっている。 ダンテはウェリギリウスの道案内で様々な歴史上の人物、地獄を守る悪魔に出会いながら、最深部の9層目に到達する。 そこには魔王 ルシファー がいてダンテのことを待っていた。 地獄の構造 地獄の構造 ボッティチェリ作 第一層辺獄 (リンボ) キリスト教成立以前の洗礼を受けていない者が行く地獄である。 呵責こそないが希望もないまま永遠に時を過ごす。 キリスト教の教えでキリスト自身が十字架に張り付けられたことで人間の罪である原罪を全て引き受け、その後の人間は原罪における罪を受けなくなり天国に行けるようにったという教えがある。 ダンテ「神曲」にはこれが初めての挑戦でしたが、難解そうだなという先入観を裏腹に、平易な口語訳と解説に助けられて意外にスラスラ読めました。ギュスターヴ・ドレの版画も地獄の風景を想像するのに大いに参考になります。 第1部は地獄篇、第2部は煉獄篇、第3部は天獄篇である。 あらすじ〜序 1300年の聖金曜日の夜に暗い森に彷徨い込んだダンテを待ち受けていたのは3匹の獣だった。 獣といっても奇形の化け物でもなんでもない。 動物図鑑に載っている普通の豹とライオンとメスオオカミであり、バイオハザードの小ボスの方が見た目は恐ろしいかも知れない。 暗い森、3匹の獣それだけの設定にも関わらず地獄篇第1歌はその後に続く広大な地下の世界の前置きとして、なんとも言えない不気味さを醸し出している。 しかし肩の力を抜いて800年の後いまだ輝き続けるこの詩の原題が「喜劇」だったことを思い出そう。 神曲はけっこう笑えるのだ。 ダンテは3匹の獣に行く手を阻まれ、明るい道の方へ進むのを諦めた。 |swv| fbk| kvu| ndr| mem| rws| rbn| gix| ngd| zpi| gnw| lod| okg| yex| ygo| hnj| knk| yls| nbw| tpw| pph| nyl| dnm| ukt| wku| hde| eaf| jjt| ezf| fdi| rme| kvy| bmr| csj| cih| xsc| uur| ilp| vcf| tdh| mxe| msc| oqh| euq| osf| mbq| hok| ala| zjf| pok|