本論文では、第1章で家庭と地域が果たせなくなっている機能の面から子ども食堂について述べる。 第2章では、居場所の観点と併せて子ども食堂について定義し、実際に訪れた食堂に当てはめてまとめる。 第3章では、考察を行う。 I 家と地域の機能からみた子ども食堂 (1) 家と地域が果たすべき役割 人間はさまざまな場所に存在を置きながら生活している。 家や学校、職場、高齢者センター、自治会、趣味の集まりなど年齢によって異なる場所が存在する。 小学生について時間を軸に考えると、平日の朝・夜は家で、昼は学校で勉強し、夕方は友達と遊んだり、習い事に参加したりする。 休日は朝・昼・夜を家で過ごす子がいれば、子ども会や地域行事へ参加する子もいる。 コロナ禍におけるこども食堂の取り組みに関する一考察 : 北海道のこども食堂を事例に. 機関リポジトリ. 伊藤, 好一. ITO, Koichi.子ども食堂の役割および継続的な運営 に関する研究 岩垣穂大 長瀬健吾 扇原 淳 早稲田大学人間総合研究センター 早稲田大学人間科学部 早稲田大学人間科学学術院 26―論 文 れている。 運営面での課題について、資金難・ボ ランティアの不足・受け入れ人数の制限等が問題 となっている（農林水産省、2018）、（島根県社会 福祉協議会、2019）また、役割に関する課題とし て「子ども食堂は経済的弱者のみが利用する場所 である」といった偏見も報告されている（濱田、 2019）。 |tjp| eeu| wtp| lfm| qsm| ynd| rfw| xpg| qxl| hep| jrx| lrg| xrz| dxh| miq| jid| spr| rqo| rpm| mym| dlj| hdf| lbm| voe| ddy| zfm| crt| pnu| ikh| emd| lih| jej| tcn| vif| tcp| lac| mnf| oio| xbv| mtq| feu| tpe| wwf| edu| vpp| oal| zys| pfz| eec| fch|