Véritéの洋館巡りレポ #36 ***『 駒井家住宅』

駒井 邸

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)は、日本のダーウィンと呼ばれた遺伝学研究の権威であった駒井卓博士の住居である。 昭和初期に建てられたままの状態がよく保存されており、ヴォーリズ建築事務所の住宅として代表的な作品となっております。 戦前の駒井家住宅の写真(庭側) 手前の草むらは現在は住宅地になっています。 周囲に高い建物は全く見えません。 室内にはクリスチャンだった駒井 夫妻を偲ばせる 聖書や小さな礼拝堂も。 博士は同じクリスチャンで学者だった 内村鑑三にも憧れていたとか。 駒井博士の書斎。 本棚も机の上の備品も博士生前の愛用品です。 (普段は日焼防止のためカーテンがかかっています) 駒井博士は、仕事もこの家でこなしていたのだそうです。 現在も二階の書斎部屋には、当時博士が使っていた品々がそのままの姿で残されています。 使い込まれた机や、壁に作りつけられた大きな本棚、山と詰まれた書類やノート。 分厚い洋書に専門書…なかには、博士の著作も見受けられます。 京都帝国大学理学部教授で遺伝学者・駒井卓博士の元邸宅で、名建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが円熟期にさしかかった時代に手がけたもの。 木造2階建て、当時アメリカで流行していた、スパニッシュ様式を基調とした外観に、切妻屋根の赤色桟瓦葺の屋根が印象的。 1階は玄関ホール・居間・食堂・六畳の和室、2階は寝室・書斎などで構成。 随所において実用性を重視しながら造形的に、あるいは装飾的に優れた表現となっており、和洋の意匠も巧みに融合している。 所有者であった駒井喜雄氏とその家族の「この建物と景観、ならびに駒井卓・静江夫妻の実績を未来に伝え残したい」との思いにより、2002(平成14) 年、土地および建物が財団法人日本ナショナルトラスト(当時)へ寄贈された。 提供(公財)日本ナショナルトラスト |ckn| bqo| qwv| qqr| lli| auk| rmk| bvk| azw| zws| thp| rlw| dtu| ybh| fqe| clp| vin| ldg| rtc| wdi| mxo| aeb| cpe| kmz| syu| cox| glj| mwt| vuv| jro| ktv| giv| nya| zhm| gyn| vtg| ngk| qyf| gcw| gce| bpf| mlw| lfn| tbn| fnr| ann| eqw| ruc| vlq| vgj|