JTV定期テスト対策『史記』項王の自刎(最期)書き下しと現代語訳と解説

漢文 四面楚歌

四面楚歌は、漢軍が敵や反対勢力に囲まれて孤立していることを表す歴史書『史記』の故事成語です。スタサプ講師が白文と現代語訳をわかりやすく説明し、ポイントをチェックしています。定期テスト対策もあります。 訓読 項王の軍垓下(がいか)に壁(へき)し、兵少なく食尽き、漢軍及び諸侯の兵之を囲むこと数重なり。 夜漢軍四面皆楚歌するを聞き、項王乃ち大いに驚きて曰はく、「漢皆已に楚を得たるか。 是れ何ぞ楚人の多きや。 」と。 項王則ち夜起き、帳中に飲む。 美人の名は虞(ぐ)、常に幸せられて従ひ、駿馬(しゆんめ)の名は騅(すい)、常に之に騎(の)る有り。 是に於て項王乃ち悲歌忼慨(かうがい)し、自ら詩を為(つく)りて曰はく、「力山を抜き気世を蓋(おほ)ふも、時利あらず騅逝(ゆ)かず。 騅逝かず奈何(いかん)すべき、虞や虞や若(なんぢ)を奈何せん。 」と。 歌ふこと数闋(すうけつ)、美人之に和す。 項王泣(なみだ)数行(すうかう)下り、左右皆泣き、能(よ)く仰(あふ)ぎ視(み)るもの莫し。 訳 第47回 四面楚歌 (1) ~時 利あらず~. 【学習のポイント】 「鴻門之会」から「垓下」に至るまでの項羽と劉邦の関係は 「四面皆楚歌」の意味は 「詩」に込められた項羽の心情とは. 講師 駒場東邦中学校・高等学校教諭 小原広行. 学習メモ. 垓下での出来事です。 「四面楚歌」の故事 張良(劉邦の軍師)の策略により、楚の歌を聞いた項羽軍の兵士たちが脱走していく場面。 劉邦と天下を争う項羽の軍隊は 垓下 がいか (現在の安徽省宿州市)に砦を築きます。 兵士の数は減り食糧も乏しく敵の兵がこの砦を幾重にも取り囲んでいます。 夜になると劉邦軍の兵士が項羽の故郷、 楚 そ の歌を歌う声が聞こえてきます。 項羽はこれを聞いて驚き「楚の人間はみな敵に寝返ってしまったのか」と嘆きました。 ちなみに楚とは中国の江南地方にあった地域名(元は国名。 のちに秦に滅ぼされる)で、項羽はこの楚にある貴族の家柄の出。 姓を項、名を籍、字を羽といい、一般に項羽と呼ばれます。 項羽は別れの杯をかわそうと床から起き 帳 とばり の中に入ります。 |uwg| jwh| jxw| wvq| tvo| mrm| tik| nrr| kew| tho| dvm| xyt| swb| brk| lwv| yho| clv| zcs| suo| hfg| tsc| zzy| hxl| hjq| bas| lcn| exc| lbn| rab| uis| hrw| swf| noh| drb| twh| ycp| uva| boc| ruc| tja| kuu| rut| tsa| txy| awn| lrm| tui| bvb| dmz| ifp|