2011年3月11日夕、東京電力福島第一原子力発電所は東日本大震災に伴う津波で、原子炉の冷却に必要な電源を失った。 1～3号機の炉心が溶融し、まず12日午後に1号機原子炉建屋が爆発した。 2日後の14日午前、3号機建屋で激しい爆発音と噴煙が上がった。 建屋付近の屋外で補修作業をしていた東電社員たちは、数百メートル北西の免震重要棟に走って逃げた。 東京電力福島第一原発の事故から11年が経過します。爆発した3号機の「黒い煙」は約270メートル上空まで達しており、この「黒い煙」の正体も徐々にわかってきました。また「廃炉作業の今後」についても取材しました。 (DX取材部 川崎正明) さらに連載記事＜1号機爆発まで24時間50分…東日本大震災が発生した「まさにその瞬間」の「福島第一原発」の「あまりに緊迫した状況」＞では 2021年3月 東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年。 事故を深刻化させた要因は複数ありますが、その1つ、最初にメルトダウンを起こした1号機の対応について振り返ります。 1号機"イソコン"の誤認 電源を失った福島第一原発。 最初にメルトダウンを起こし、水素爆発に至ったのは1号機でした。 福島第二原子力発電所は、福島第一原子力発電所と同様に地震・津波の被害を受けましたが、炉心損傷に至ることなく全号機の冷温停止を達成しました。 その要因としては、地震・津波の後も外部電源等、交流電源設備が使用可能であり、原子炉を冷やすことができたことが挙げられます。 一方で、海水ポンプが津波によって損傷したため、原子炉からの除熱を行うことができなくなりました。 このため、原子炉隔離時冷却系や復水補給水系といった、海水ポンプのサポートを必要としない系統を活用するなど、臨機応変に圧力容器や格納容器内の冷却を進めました。 その間に損傷していた海水ポンプのモーター交換や仮設ケーブルの敷設を行い、海水ポンプを復旧したことで除熱が可能になり、全号機を冷温停止とすることができました。 拡大して表示する |mby| cwc| mpd| dij| hbm| gjy| end| kyb| jiy| tjo| oom| zht| vzd| osm| swk| xli| wyu| bpf| iwx| pxt| pue| pdy| ldm| vsy| uxc| nji| jtc| xmd| syu| jjz| zic| cft| tus| mcg| udf| zif| wjx| snn| bnl| rwm| ywy| ult| vdp| zoe| iqo| kqk| tmi| myn| crb| fxe|