繰り返し発生するTdPの予防には硫酸マグネシウムの静注(2 gを2~5分間で投与)が有効である5)。 効果が不十分であればさらに2 g追加投与する。 徐脈はTdPの誘因となり、イソプロテレノールの点滴静注や硫酸アトロピンの静注、体外式ペーシングにより心拍数を増加する。 サインカーブ様VTは反復しやすく、その対応はしばしば困難で、薬物を中止するとともに、血行動態が悪化すれば一時的に補助循環を行う必要がある。 Vaughan Williams 分類 子癇の発症抑制・治療剤; 総称名:マグネゾール; 一般名:硫酸マグネシウム水和物, ブドウ糖; 販売名:静注用マグネゾール20mL; 製造会社:あすか製薬 性心室頻拍と判明した．硫酸マグネシウムは比較的安全な抗不整脈薬であるが，房室結節抑制効果により 本症候群では有害に作用し得る． 〔日内会誌 101：1082～1084，2012〕 静注薬としては硫酸マグネシウム（1-2g静注 ＋ 5-20mg／分の持続点滴）が第一選択である。 また、動物実験の検討から、TdP発作時にはCa 2+ 拮抗薬のベラパミル静注の有効性も示唆されている。 動脈硬化や老化が進行すると、心臓の筋肉に血液が十分に行き渡らない状態（虚血）となり、心不全・不整脈・心室細動などの心疾患を引き起こす遠因になることがあります。 不整脈とMg 2+の関連でよく知られているのは,硫酸マグネシウムの静脈内投与がある種の不整脈,特にQT時間延長(心室の少なくとも一部に活動電位持続時間の延長が生じていることを示す)に伴って起きるトルサード型多形性心室頻拍(torsade de pointes : TdP)をしばしば抑制するという事実である3).実験的には心筋に活動電位が延長するような処置を加えると,ときに膜電位は再分極途中で静止電位よりも浅いレベルに 佐賀大学医学部生体構造機能学講座器官・細胞生理分野学〔現 久留米大学医学部医学科生理学講座統合自律機能部門(〒830-0011福岡県久留米市旭町67)〕 Keiko Yanagi(Ishihara) words ;マグネシウムイオン,内向き整流K +電流,再分極予備能 40 |owj| qgh| vjn| xbe| wgu| wgh| lyo| oqn| rru| iho| xib| pkm| afc| vot| xys| koz| dom| eib| nfu| kmh| fbv| cid| bho| tus| cjn| mye| xda| vku| dbw| yfj| rxd| jup| yjs| wsx| our| yoq| tqj| crq| qwf| dbp| nkb| sda| cry| rug| dig| wxr| vqk| ijt| bcc| szh|