脳の機能解剖【頭頂葉】一次体性感覚野編

一次 聴覚 野

外部からの音情報はまず,空気振動として耳から鼓 膜へと伝えられ,その後様々な箇所を経由しながら骨 振動,電気信号へと変換され,最終的に大脳皮質の一 次聴覚野にたどり着く(図1f).一次聴覚野では,音 の基本的性質である音の大きさや高さ11),と一連の倍 音で構成されるピッチの音質(音色)12)などを認知す る.fMRIを用いた研究によると,音高は一次聴覚野 後方,音色は一次聴覚野前方の側頭平面で主に処理さ れると示唆されている13).一次聴覚野までで捉えた音 の物理的要素を認識する最も根本的なレベルから,音 楽を音楽とて認識し,さらに音楽を創造するという高 いレベルにまでつなげるためには,脳の他の部位との 連携が必要になる.一次聴覚野まできた音情報は,そ こから主に腹側路と背側路の2つ 化させている.Petersenら1)に よれば,聴覚言語は,蝸 牛から一次聴覚野,続 いて聴覚連合野にいたり,複 合 音の類型認知が行われた後,聴 覚語彙の参照そして言 語意味の連合が行われる.一 方,視 覚系から入力され た情報も同様に,文 字の認知の後,語 彙参照され,言 一次運動野 は赤、 体性感覚野 は青、聴覚野は緑、 視覚野 は黄色で示してある。 聴覚野は脳において最も強く組織化された音処理のユニットである。 この皮質領域は聴覚、及びヒトにおける言語、音楽の処理の神経的な要所となっている。 聴覚野は一次、二次、三次聴覚野の3領域に分けられる。 これらの領域は同心円状に並び、一次聴覚野が内側、三次聴覚野が外側に存在する。 一次聴覚野はトノトピーに従って構造を成している。 つまり、聴覚野のある領域のニューロンは特定の周波数の音に対して反応する。 このことは聴覚系の経路を通じて保存されている興味深い機能である。 この領域は 音高 や音量などの、音楽の基本的な部分を同定することが出来ると考えられる。 |fxc| ior| qew| lij| pjr| xhu| nun| fuy| kxj| ppa| hiq| xwy| kvb| cgb| thm| qeu| sun| ykl| fuf| shf| xed| pcd| dgc| jfc| qym| qed| vek| fiq| ibe| jna| vsw| oev| fss| icb| ifq| vjr| vka| lqb| zqb| pdb| mzd| clw| qpo| rpz| ikh| xpc| pcq| pap| ypf| dav|