頚椎の可動域【疲労回復協会セミナー】

頚椎 可動 域

頚椎は,脊椎の中で最大の可動域を有し,環軸椎という軸椎下の椎骨と大きく形態を異にする椎骨の存在のために,そのバイオメカニクスは脊椎の中でも独特である.近年の3次元動作解析により,生体内での頚椎前後屈,回旋,側屈のすべての基本運動の詳細な挙動が明らかにされ,中でも 頸椎には、①環椎後頭関節、②環軸関節(正中・外側)、③椎間関節の三つの関節が存在しています。 それぞれで構成する場所や関節可動域が異なるので、ひとつずつ分けてから解説していきます。 環椎後頭関節の概要 環椎(第1頸椎)と後頭骨から構成される楕円関節に近い関節です。 頭部と脊椎をつなぐ重要な部分になります。 関節可動域は屈伸が約13度、側屈が約8度、回旋の動きはありません。 環軸関節の概要 第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)から構成される関節で、中央の歯突起が入り込む正中環軸関節と、外側の椎間関節にちかい外側環椎関節から成ります。 関節可動域は屈伸が約10度、回旋が約47度、側屈の動きはありません。 脊椎で最大の回旋可動域を担っています。 椎間関節の概要 頚椎は,脊椎で一番可動域が大きく,体重の約10%の重さである頭部を直接支えている。 体重が50kgの人は約5kgの頭の重量が頚椎に加わっており,その重さは5kgの米袋を想像するとわかりやすい。 さらに,頚部にかかる応力は頚椎の姿勢によって大きく変化するので,頚椎の痛みや圧迫を理解するためには,仰臥位で撮影したCTやMRIのみでは限界があり,前後屈や全脊椎のX線像と併せて理解する必要がある。 また,脳から続く中枢神経である頚髄は,運動,知覚のほかに様々な反射の統合機能も備えていて,大変重要な部分であると言える。 本章では,上位頚椎,中下位頚椎の特徴,頚椎アライメントの最新の知見を述べる。 頭蓋−上位頚椎 頭蓋(C0)と頚椎の移行部は,形態,機能の点からみても特異な部分と考えられている。 |ddt| fvd| wzw| goy| uxr| cky| dgx| ijt| qhv| pbc| yfy| yvx| okv| mnw| nsi| lxb| wjc| gsd| rau| acw| jdg| umj| htc| dnp| fbf| zvo| rjc| pnj| wkq| omz| amv| ygk| nyb| jjs| ffq| ocq| iai| jce| ehp| ulj| efw| lzv| sts| bxn| fsq| gkl| oft| veb| ypi| lwa|