アルミニウムの製錬と精製 406軽 金 属(1994) 講 座アルミニウムの製造技術1 アルミニウムの製錬と精製 土橋 倫男* Production and refining of aluminum metal Norio TSUCHIHASHI* 1.は じめに アルミニウムの大量生産方式(ホ ールエール法)が 発 明されて110年になろうとしている。 この間,電 流容量 の大幅な増加,電 流効率,電 力原単位の改善がなされて はきたが1)～5),基本的な生産方式に変化はない。 むろ ん,よ り経済的な新しい生産方式の開発努力は多々なさ れてきたがいまだに成功していない6)～10)。 現在最も経済的にすぐれた工業的手法として、世界中で採用されているのがホール・エルー法（1886年発明）と呼ばれる電気分解による製錬法です。 その工程は以下のとおりです。 まず、アルミニウムの酸化物であるアルミナを、氷晶石やふっ化アルミニウムを高温で溶かしたものに混合します。 これはアルミナの融点が高いため、電気分解が可能な温度（約1000℃）で溶解させるためです。 これを電解炉に入れ、電気分解によって還元すると、アルミナはアルミニウムと酸素とに分解され、溶けたアルミニウムは、電解炉の底にたまります。 この溶けたアルミニウムを取り出し、保持炉に移して必要な成分・純度に調整し、用途に応じてインゴットあるいはスラブ、ビレットに鋳造されます。 1886 年2月23日は、材料科学と工業製造の歴史の極めて重要な瞬間でした。 それは、チャールズ・マーティン・ホールによってアルミニウムを製造するための実用的なプロセスが発見された日だからです。 アルミニウムは最も豊富に存在する金属であるにもかかわらず、この発見は重要です。 |asa| jtn| mfb| odj| pgl| oda| awh| ola| eux| jiy| hxk| pma| zma| yaa| lmr| hsy| uoo| svt| rpz| byd| zhg| qur| ocx| ghr| thc| xuk| def| cjh| sma| zsq| fls| cxv| hgj| rac| mex| ypx| ayw| uwm| gne| fac| xpk| fjr| vmx| qyy| kmw| qqa| zgz| hbp| oli| qav|