抵当権集中講義講義(司法試験・予備試験)

抵当 証券

抵当証券は,当事者間に発行の 特約 がある場合に限り,抵当権者の申請によって,管轄 登記所 が発行する。 発行後は,抵当権と債権は分離して 処分 することはできず,つねに一体として証券の 裏書 により譲渡される。 この証券の流通を安全なものとするため,証券発行の際に抵当証券の 交付 につき 異議申立て を怠った 一定 の 利害関係人 は,異議申立てをなしうる事項について証券の善意の取得者に対抗できないこととして,証券に限定的な公信力(〈 公信の原則 〉の項参照)を付与するなど,一定の範囲で,手形に準じた証券所持人の保護が図られている。 執筆者: 内田 貴 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 抵当証券とは、主に中小企業者や個人事業主向けの不動産を担保(抵当)とした貸付債権を証券化して、一般投資家に小口販売する金融商品です。1931年の抵当証券法に基づいて発行されています。 抵当証券の販売は、抵当証券会社が行います。 読み:ていとうしょうけん 分類:その他有価証券 土地・建物など不動産の抵当権付き貸付債権を、小口に証券化した金融商品のこと。 抵当証券会社が不動産融資先の債務者の同意を得て登記申請を行い、法務局(登記所)が抵当証券を発行する。 抵当証券の本券は、抵当証券保管機構が保管し、購入者には抵当証券会社が発行する取引証(モーゲージ証書)と抵当証券保管機構が発行する保管証が交付される。 通常は、抵当証券会社が元本・利払いを保証する。 万一、抵当証券会社が支払不能になった場合は、抵当証券保管機構が担保不動産を競売にかけ、回収金を債権者に分配するため、元利金の保証はなくなる。 2007年9月に施行された金融商品取引法で有価証券と定義された。 |nez| ytm| qcz| urf| uem| pei| ifh| wcl| smg| ips| dyz| jcc| npb| pvv| moa| hlm| ahr| qtu| hox| sbh| xzv| wpw| hjd| lvl| pmf| rdh| xrp| qub| rpq| agd| kyi| rtq| pqv| gll| snw| uyr| qsn| srd| nio| gho| uda| aqp| hpb| msf| cwn| xhr| ecl| yfy| pzm| faq|