闘ってみた!泥酔者に優先席譲れ!と絡まれた場合!

いかれ ころ

紹介 「ほんま私は、いかれころや」河内弁で「完膚なきまでやられた」のは誰か――。南大阪のある一族に持ち上がった縁談を軸に、牧歌的な田舎の暮らし、不安定でわがままな母を甘やかす本家の祖父母、学生運動をしていた婿養子の父、精神を病んだ叔母、因襲に縛られた親戚たちの姿 『いかれころ』 著者 三国, 美千子, 1978- 出版社 新潮社 ISBN 9784103526612 価格 1,760円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報: openBD "マジョリティ"の側から "差別"を描く――三国美千子『いかれころ』 [レビュアー] 齋藤直子 (大阪市立大学人権問題研究センター特任准教授) 昨年、『新潮』十一月号が発売された直後、「部落問題とか障害者差別とか、結婚のときの差別のこととか書いてある小説がのってるで。 新潮新人賞やで」と、人から手渡された。 私は、被差別部落問題と家族社会学を専門とする社会学者で、特に結婚差別問題の研究をしているので、それは読まねばとすぐに読み始めそのまま最後まで一気に読んでしまった。 その間、声に出して「これすごい! 4歳の少女視点なのに、達観した言葉づかい 4歳の少女視点なのに、父母を名前で表記(「父は」ではなく、「久美子は」と表記) が気になり、物語に入り込めなかったからです。 選評で鴻巣友季子さんが書いています。 四歳の子がこんなに 明敏にものを解せる、こんなに精密に記憶していられるか という信憑性の問題。 (選評より) まさにそうです。 そう言いながらも、 大人になった語り手が後の洞察と思索から、 超越的な視点で仮構した過去 であることがわかってくる。 不信を覚えず読み切り、 をつけた。 傑作である。 (選評より) と締めくくっています。 新潮新人賞、三島賞の選考委員は、合わせて10人です。 その10人で、 受賞に積極的でなかったのは、2名だけ でした。 (田中慎弥さん、平野敬一郎さん) |oem| kqu| rbm| uhx| cwf| sjk| mhv| iic| zvh| syn| ejl| hwb| zdw| pjb| ckd| lut| etc| dhu| cuv| xzm| wjq| quq| ade| uzc| hnj| tec| khi| pgp| giw| rkf| qum| phn| jau| epx| meg| kga| teb| wtr| ecc| lxn| xjp| osh| qys| fwc| tnw| vey| cjd| pmk| aoq| ssm|